
![]() |
![]() |



通販会社や産地直送販売を実施している店舗などに顧客管理システムを販売していた私が、ロジスティクスの営業になったのは、入社4年目のこと。それまでは標準化したセット商品を扱っていたのに対して、今度は、お客様によってまったく異なるサービスをご提供することになったわけです。
もちろん、わからないことだらけで苦労も多かったのですが、今振り返ると営業職の本当の醍醐味を知った貴重な時期だったと思います。決まったパターンの商品を扱う場合、必ずしもお客様にとって必要とは限りませんが、サービスをカスタマイズして提供するという形であれば、可能性はグンと広がります。また、お客様の身になって考えたことがビジネスとして成立することの喜びも知ることができました。
もともと、私はシステムエンジニアになりたいと思って入社しましたが、ロジスティクス事業に携わるようになって、営業職の魅力に目覚めたという感じですね。
その後、私は組織改編にともなってヤマトロジスティクスに転籍して、ロジスティクス営業としての勤務を続けます。なかでも印象に残っているのが、通信機器のメンテナンスサービスを手がけるお客様の案件をまとめたときのことです。
このお客様の主要業務は、エンドユーザー様の通信機器に障害が起きた際の、出張修理サービスです。以前の体制では、修理対応に3〜4時間かかってしまうためことが問題となっていました。現状をヒアリングした私は、改善すべき2つの点に注目しました。ひとつは、部品を保管する倉庫が18拠点しかないこと。もうひとつが、エンドユーザー様の窓口対応と部品の配送手配の作業が分かれていたことです。そこで、前者についてはヤマトグループが全国に保有する110の配送拠点を活用することを、後者についてはヤマトロジスティクスが開発したWebシステムの導入で入力作業を一元化することをご提案しました。これにより、修理サービスの所要時間を2時間以内に短縮させることに成功し、お客さまにとってもエンドユーザー様にとっても望ましい体制を実現できました。リサーチ開始から稼働まで半年もかかった規模の大きい案件だったため、達成感もひとしおでした。
こうした成功事例をもとに、現在は各メーカー様が自社で実施している修理・メンテナンスサービス業務を、ヤマトロジスティクスがトータルで請け負うようなサービスを考案中です。このサービスをより進化させていけば、エンドユーザー様が製造元や販売元を気にすることなく、すべてヤマトロジスティクスに修理依頼すれば済むといったスキームも実現可能だと考えています。こんな風に、着想はどんどん広げることができます。社会的なインフラ整備にまでつなげて考えることができるスケールの大きさが、この仕事の一番の魅力なのかもしれませんね。

ヤマトシステム開発の荻窪営業所に営業として配属され、顧客管理システムの販売を担当。3年間同じ仕事を続けるなかで、コンタクトを取るお客様の探し方や、商品の勧め方など、営業の基本を体に叩き込む

銀座営業所に異動。物流アウトソーシングの営業として、大手企業を中心に活動する。この仕事で、お客様にとって役立つサービスを提供できる喜びに目覚める。以降、事業再編やグループ再編にともなってヤマト運輸やヤマトロジスティクスに出向するが、担当業務は同じまま

ヤマトシステム開発から出向の形をとっていたが、正式にヤマトロジスティクスに転籍。このころに、ヤマトグループの総合力をビジネスに活用できるメリットを実感する

サービスパーツロジスティクスカンパニーに異動。修理・メンテナンスサービスをワンストップで請け負うようなアウトソーシング事業を模索