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ヤマトロジスティクスでは、絵画や彫刻といった美術品の輸送も手掛けています。美術品そのものはもちろん、個人のお客様を対象とした小口案件から、展覧会用に多数の作品を扱う大型案件まで、規模も多種多様。私たちは、個別のニーズに合わせて最適な方法を選び、安全・確実に美術品を輸送しています。
美術品の輸送では、なによりも搬送中の衝撃を緩和することが大切です。このため、私たちは緩衝材や木枠など、さまざまな資材を使って美術品を厳重に梱包。お預かりする美術品の大きさや形状、材質などに合わせ、そのつどベストな梱包方法を考えながら対応しています。そして、陸上輸送の際には専用車を用意。エアサスペンション付きの特殊車両を使うことで、荷物に与える衝撃を最小限にとどめています。もちろんセキュリティ体制も整備。美術品をお預かりするための倉庫には、監視カメラや警備員を完備して、厳しく入退室を管理しています。
なお、展覧会やオークションなどに出品される美術品の場合は、輸出入をともなうことも数多くあります。このため、社内では国際輸送専門のチームを設置して対応しています。国際チームでは海外美術品業者との連携や航空便の手配、通関手続きなども担当業務に含まれます。つまり、お客さまにとっては面倒な手続きがワンストップで済むようになっているわけです。その分、ご依頼にこたえる私たちには、幅広い分野で専門的な知識やノウハウが求められます。国や扱う美術品によって、搬送ルートや手段、梱包方法、通関で必要な書類や税金の算出法など、すべてが変わってくるからです。
国際輸送に携わる中で語学力が最重要だと思われがちですが、実際にはケースに応じて最適な対応を考えられる臨機応変さが一番大切なのです。このため、配属された社員には、ユーティリティプレイヤーを目指してさまざまなジャンルの知識やノウハウを身に付けてもらうことになります。当然、苦労する局面も多くありますが、それだけプロフェッショナルとして文化芸術の交流を支えているという自負を持てる仕事なのです。
美術品輸送カンパニー
東京美術品公募展センター
林 静香
2006年入社
外国語学部言語文化学科卒
大学時代の専攻が英語と中国語だったことから、「語学力を活かせる仕事に就けるかどうか」を基準に就職活動。海外に事業展開している物流関連企業もターゲットに入れたことでヤマトロジスティクスの説明会に参加し、美術品輸送部門の存在を知る。もともと美術品が好きだったことや、海外の作品を数多く扱うことで英語力を活かせると考えたことから、ヤマトロジスティクスに入社を決めた。入社後は、希望がかなって美術品輸送カンパニーに配属され、日々の業務に励んでいる。