|
|
|
坂戸 明子2001年入社 東京美術品センター 事務担当 クロネコマークは世界的にも評価が高いのです! |
美術展における企画展(海外から集めた作品の美術館・博物館での展示会)に出品する作品の輸送手配をしており、具体的には海外代理店とのメール・電話連絡や、通関書類の作成、税関検査の立会等です。
企画展を開催するためには、新聞社等が企画を立案し、その展覧会のディレクター的な方が、展示する作品の選定をします。
私たちの仕事は、作品を選定された後に、世界各地からその作品を輸送すること、美術館に展示する作業、国内複数箇所で開催される場合には、その帯同や美術展終了後に作品を返却するまでの一連の業務なのです。
日本に作品が到着する際には、作品に同行し来日した学芸員と共に空港までお迎えにあがり、作品と一緒に美術館へ行くのです。
ここで、語学について問題はないかと思う方もいらっしゃるでしょうが、中学・高校レベルの英語が出来れば十分なのです。海外といっても英語圏ばかりではありませんので、それ以外の国の人にとっても英語は外国語なのです。
連絡手段はメールが多いので、ストレートな書き方をしないとむしろ伝わらない場合もあるのです。
バイタリティーさえあれば、むしろそれを持ち合わせていることがこの仕事に求められることなのではないでしょうか?
学生時代から美術に興味があり、作品を目の前にして仕事が出来るという興味本位でアルバイトを少ししていました。そのまま、仕事が面白くなり、というよりもいつの間にか戦力になってしまったようで、卒業の後程なくして入社しました。
当初は梱包や、国内系の仕事を担当していたので、作業主体という感じだったのですが、 あるとき国際担当に欠員が出たため、英語も出来ませんでしたが、今の担当となりました。
入って後に知ったのですが、ヤマトロジステックスは日本における美術品輸送を行なう数少ない企業のひとつだったのです。
対外的には派手そうに見える美術作品を取り扱う仕事は裏方の仕事なのです。作品が届かなければ美術展は成り立ちません。自分の他にも、主催者側の方々やカタログを作っている人など、大勢の人がひとつの展示会にかかわっており、そういった意味でとても責任が大きい仕事であり、それらに報いなければといつも感じています。ですから、予定通りに作品が無事届いたときには、達成感を強く感じます。また、美術館の担当の方から、「ヤマト最高!」と褒められたときには、とても嬉しくなるのです。
また、海外から作品に同行する学芸員さんが、空港から美術館への車中で、クロネコマークの宅急便の車を頻繁に目にすることで、ヤマトの活躍が話題となり、来日に伴い信頼感をいっそう高めて下さる方もいるのです。
余談ですが、皆様ご存知のクロネコマークに対するデザインの評価も高く、ネコマークの帽子が欲しいといったような問い合わせが外国の方から来る場合も実際にあるのです。
ヤマトの美術品輸送は数十年来の歴史があり、ネコマークも海外では日本の美術品輸送=“Black Cat”として知られており、国内よりも海外での評価が高いのです。海外の美術館との関係も強く、毎年仕事を頂いているところもあります。また、現代美術に強みがあり、展示の上手さでは定評があります。今は、自分の仕事にヤマトの伝統と誇りも感じています。
とにかく「いい仕事をしたい」という思いで日々業務に取り組んでいます。人とかかわって仕事をしている以上、この仕事はヒトが大切なのです。
国内はもとより海外との信頼関係の結びつきを高め、もっと大きな規模での企画展を手掛けていきたいと思っています。
企画展というものは、開催の3年位前から立案され、作品の手配は1年がかり、そのように期間の長い仕事ではありますが、何事にも変えがたい達成感を得るために、 日常業務に取り組むのです。これからももっと大きなやりがいを感じて行きたいと思っています。